ミリキタニの猫(DVD)

2001年冬、ニューヨークの街角で猫の絵を描き、路上生活をおくるジミー・ミリキタニ。漢字で書けば三力谷、アメリカで生まれ、広島で育ち、再びアメリカに戻った日系アメリカ人ミリキタニ青年を待っていたのは、過酷な日系人収容所での生活でした。彼の反骨の人生80年をたどるドキュメンタリー。原題は"The Cats of Mirikitani"。

あの911の日、崩れ落ちるビルを背に、騒然とする周囲をよそに黙々と絵を描き続ける彼に声をかけ緊急避難させようと自宅に招き入れ一緒に暮らし始めたリンダ。このドキュメンタリーの監督として、愛すべき老人ミリキタニにずっと寄り添います。赤の他人のジミーと暮らそうと思った理由を尋ねられ、リンダはこう答えています。「9.11以降全てが変わってしまいました。戦争、恐怖、憎悪が蔓延する中で、私は何かポジティブなことをしたいと思いました。人間の精神や魂は、もっと良いことができるはずだということを証明したかったのです」。

911当時のアメリカの空気、戦時中の日系人に対するアメリカ政府の方針、強制収容所の状況なども丁寧に描かれており、彼の反骨ぶりも納得がいきます。猫というタイトルだけで借りてきた映画だったので、予想外の展開に涙、涙でした。

彼の絵の中だけではなく、本物の猫もちゃんと登場します。オススメ!!

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ミリキタニの猫(DVD)

2001年冬、ニューヨークの街角で猫の絵を描き、路上生活をおくるジミー・ミリキタニ。漢字で書けば三力谷、アメリカで生まれ、広島で育ち、再びアメリカに戻った日系アメリカ人ミリキタニ青年を待っていたのは、過酷な日系人収容所での生活でした。彼の反骨の人生80年をたどるドキュメンタリー。原題は"The Cats of Mirikitani"。
あの911の日、崩れ落ちるビルを背に、騒然とする周囲をよそに黙々と絵を描き続ける彼に声をかけ緊急避難させようと自宅に招き入れ一緒に暮らし始めたリンダ。このドキュメンタリーの監督として、愛すべき老人ミリキタニにずっと寄り添います。赤の他人のジミーと暮らそうと思った理由を尋ねられ、リンダはこう答えています。「9.11以降全てが変わってしまいました。戦争、恐怖、憎悪が蔓延する中で、私は何かポジティブなことをしたいと思いました。人間の精神や魂は、もっと良いことができるはずだということを証明したかったのです」。
911当時のアメリカの空気、戦時中の日系人に対するアメリカ政府の方針、強制収容所の状況なども丁寧に描かれており、彼の反骨ぶりも納得がいきます。猫というタイトルだけで借りてきた映画だったので、予想外の展開に涙、涙でした。
彼の絵の中だけではなく、本物の猫もちゃんと登場します。オススメ!!