日本テレコムに物申す!

 昨日、日本テレコムから配達記録郵便が届きました。何ごとかと開けてみれば、当社の「おとくライン」にお申し込み頂いたので、現在の電話回線の利用状況を同封の状況確認のチェックシートで確認のうえ、該当の方はカスタマーサービスへ連絡してほしい、該当しない方については、そのまま「おとくライン」開通手続きを進めさせていただくという文面。昨年末から、しつこい電話勧誘を受けたが申し込みだの契約だの口にした覚えは一切ない。一体どういうことだろうか?

 日本テレコムのHPを調べてみると、6月8日付のニュースリリースには、「不適切な営業の再発防止について」掲載されており、「おとくラインの二次代理店3社の営業担当者が本人の承諾なく不正に申込書を作成した」とあるではないか。ははーん、これだったのね。さらに、「電話による営業に関しては、2005年5月14日より、電話でのご案内の後、申込書を送付し記名捺印をいただくようにいたしました。 」ってことは、それ以前は電話でしつこく勧誘し、本人の確認、署名捺印なしの営業活動が堂々まかりとおっていたということなのか!総務省から厳重注意されたから改めましたってことでしょうが、でも、これって私文書偽造とか、犯罪行為にはあたらないの?厳重注意ですむことなのか?こういった文書を放置していたために、NTT回線が休止状態とされ、突然電話やネットが使えなくなり、復元を申し入れたところ料金を請求されたなど、テレコムのやり方に対する苦情はネット上にたくさん見つかりました。

 さっそく消費者生活センターに相談したところ、各地で「おとくライン」に関する相談、苦情が多数寄せられているとかで、すぐに書面にあるカスタマーセンターに電話し契約が無効であるる旨を伝え、対応に納得いかない場合は総務省電気通信消費者相談センターに相談、報告したほうが良いとのアドバイス。最初に対応されたカスタマーサービスでは埒があかず、責任者に代わってもらい、この契約の無効をきちんと文書で送るように確認し、約30分のやりとりは終了したものの疲労困憊。物申す!なんて威勢のいいタイトルをつけてしまったけれど、こんなことがまかりとおる企業風土と、それを許しているこの国の現在とこれからを思うと暗い気持ちになった一日でした…。