茨木のり子詩集

 茨木のり子さん、昨年暮に亡くなられたそうです。ご冥福をお祈りします。
私の手元にあるのは、手ずれて黄ばんだ「現代詩文庫 茨木のり子詩集」(思潮社刊)。最終頁には鉛筆で走り書き、『「自分の感受性くらい」/花神社』とあります。途方にくれて開いては、何度姿勢を正されたことでしょう、涙ぐんだことでしょう。
 私の本棚にあった、「自分の感受性くらい」と最近発行された「よりかからず」は、今はまきおくんの引越し荷物の中におさまっています。

飛びたつ者たち/自由の小鳥になれ/自由の猛禽になれ  

            「学校 あの不思議な場所」 詩集 <見えない配達夫>より