映画メモ

最近見た映画、どれもWOWWOWで放映されたもの。

ハチミツとクローバー ハチミツとクローバー ~恋に落ちた瞬間~ [DVD]

おばさんには遠い昔の、ああ、青春!もの。原作は読んでいないけれど、これはこれで楽しめた青春映画でした。主演の蒼井優がとにかくカワイイ。以前は娘達が聞いていたスピッツの片思いソング集に、なんと女々しい!と突っ込みを入れていたものですが…、これだけ片思いが満載だと、あれこれ応援したくなる(やっぱり、おばさんか)。タイトルのすぐあとにでたエミリー・ディキンソンの詩の一節、詩の全体をみると映画の雰囲気にとてもあっているようだけど、あれは原作本にもあるのでしょうか。映画の公式サイトはこちらへ

草原をつくるにはクローバーとミツバチがいる。―エミリー・ディキンソン

To make a prairie it takes a clover and one bee,

One clover, and a bee,

And revery.

The revery alone will do,

If bees are few.  

原詩はこちらの1755番。

★幸せのポートレート 幸せのポートレート [DVD] 

完璧なキャリア・ウーマンタイプのサラ・ジェシカ・パーカーがクリスマス休暇に婚約者の家族と過ごすうちに、本当の自分の姿に気づくというのが、邦題も含めたプロモーションの方向のようだけど、短い滞在の間に何でこうなるの?とかなり無理な展開。リベラルな家族の要となるのが、ざっくばらんで辛口の母親、ダイアン・キートン(はまり役)。原題は"The Family Stone"、キートンが大切にしている母譲りの指輪の石のことではないかと思いますが。ぶつかりあいながらも、それぞれを思いやる家族の姿を描いたドラマとしてみれば、笑いあり、涙ありでなかなか楽しめます。でもクリスマス・ムービーを、なんでこんな暑いさなかに放映するかなあ。

★ゴスペル ゴスペル [DVD]

R&B歌手として成功したデヴィッド、彼は家族よりも教会を優先してきた牧師の父が許せず、信仰も薄れ、この世の成功に酔っていた。父が倒れたという知らせに駆けつけたデビッドは、教会の再建を祈る父の思いを知り、自分の才能をゴスペルという形でささげ、これまでの生き方を悔い改めてゆく。対立する父親の後継者の牧師が実にヤナ奴でして、教会をビジネスライクに運営しようとしたり、メガチャーチからの勧誘とか、結構リアル?かもしれません。が、皆さん、ここで躓いてはいけません。デヴィッド、ちょっと平井堅風です。デヴィッドのプロデューサー役がキューバ・JRに似ていると思ったら、彼の実弟でした、道理で。映画の中のコンサート・シーンではゴスペルで有名な方々が歌っているらしいです。