あきまへん
先日収穫したジャガイモ、男爵、メークィーン合計で小ぶりながら約15㎏もあり、上出来ではありませんかと家人と二人で自画自賛していたのですが、今日になってとんでもない事態が発覚。変色しているものがあるので触ってみると、ズブズブになっていた、うわあ!掘りあげるときに傷んだか、えき病がイモ本体に感染していたか、一昨日から急に暑くなったのが悪かったか、あきまへん。ともかく大丈夫そうなところだけ削り取って、全部やられるまえに、何とかお腹におさめたいところなんですが…。
朝日新聞に週日連載中の「ニッポン人脈記」、日本各地に暮らす人々の生活を、人脈をキーワードにたどってゆく企画、毎朝の楽しみです(ネット上のasahi.comでは初回分しか読めないのは残念)。「水の惑星にて」というタイトルで一昨日登場したのは増山たづ子さん。来年春完成する日本最大の徳山ダムの水底に沈んだ故郷、徳山村の最後の姿をカメラに撮り続けたおばあさんです(昨年88歳で亡くなられました)。カメラを手にされたのは、60歳を過ぎてからとのこと。ご主人は召集されたまま行方不明、「父ちゃんが帰ってきたら、見せないかん」が口癖だったそうです。1500人が暮らした村が沈む、完成間じかのダムも洪水対策にはなっても水の使い道は当分ないとか。当時の村の様子は、こちらの「故郷−徳山村写真日記」でも一部見ることが出来ます。
「国は、一度やろうと思ったことは必ずやる。戦争もダムも」
たづ子さんの晩年の言葉:朝日新聞2007年7月24日より
- 作者: 増山たづ子
- 出版社/メーカー: 影書房
- 発売日: 1997/07/01
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