週末お出かけメモ

遊びに来た千葉の友人と福島の秋を満喫。
27日 
台風の影響か、風雨強し。新幹線で郡山に着いたKさんをのせて二本松の智恵子記念館へ直行。造り酒屋だった生家の裏手に小さな記念館がある。遺された紙絵の数々はシンプルで大胆な構図。あの時代(1886〜1937)に凛として本質を追い求めた姿、純粋さが手紙やアンケートへの回答から伺える。病を得てからの「わたし もうぢき駄目になる」という一節が哀しい。「青鞜」創刊号の表紙が彼女の作品だとは知らなかった。光太郎や智恵子のことをもっと知りたいと思った。家人は土砂降りのなか田舎暮らしのイベントに出席し、1.5キロの牛ロース、山のようなピーマンを抱えて帰宅。イベント恒例のじゃんけん大会の賞品だそうだが、アリガタイコトデス。
智恵子記念館はこちら
28日 
夜ノ森の礼拝に出席。手話通訳をして下さる方がいて彼女も喜んでいた。午後、鮭が上ってくる時期なので泉田川河口へ行ってみた。仙台でゴハンが大ハズレだったのはつい金曜日のことなのに、またしても大ハズレ。観光食堂と名のつくところにロクなものはないことをすっかり忘れていた私のミスでした。新鮮な鮭だ、イクラだと言っても、冷たいご飯の上にのせたイクラ丼、ぬるい紅葉汁はないでしょう。隣の席のおば様連も憤っていた。おまけに前日の大雨のため川が増水し鮭の地引網も中止とはいいとこなし、トホホ。気を取り直して天神岬の日帰り温泉「しおかぜ荘」まで南下。ここは太平洋を見ながらの露天風呂もあり、昆布のエキスみたいな薄茶色のぬるぬるしたお湯の感じが不思議な温泉。しっかり温まって大満足。ここの食堂のほうが断然おいしそうだったので実に口惜しい。夕飯はベランダで七輪をおこして炭火焼肉、空に薄く雲がかかってしまい満天の星とはいかなくて残念だった。
天神岬しおかぜ荘はこちら
29日
彼女の希望で裏磐梯の諸橋美術館までちょっと遠出。ここはダリの作品を中心に展示した面白い美術館で、私は二度目。今回は所蔵の印象派の作品も展示されていた。館内のカフェで一休みする頃にはお昼直前だったけど、甘いものの誘惑には勝てません。地元の「ヒロのお菓子やさん」製の「花豆もんぶらん」、大きな花豆が上にのりあっさりとした甘味が美味。館を出て沿道のイタリアン「イルレガーロ」でお昼、行列が出来ていたが今日こそは美味しい物が食べたい!と意見が一致し待つこともいとわず、美味しいピザを頂きました。きのことゴルゴンゾーラチーズのピザ(薄焼きパリパリ)と生ハムのサラダ。その後、五色沼まで走り柳沼辺りを歩き紅葉シーズンを満喫後、帰路につき郡山駅まで彼女を送っていった。三春から高速に乗れば、うちから二時間弱で行けることがわかったのでシーズンにはまた来たいところです。
諸橋美術館はこちら 写真左
ヒロのお菓子やさんはこちら
イルレガーロはこちら