いのちを産むお産の現場から未来を探る [ 大野明子 ]―お産の現場から未来を探る　大野明子著、宮崎雅子写真

　出産の現場に寄り添ってこられた立場から『子どもを産むということは、「いのち」を産むことだ』という大野先生のメッセージに添えて、先生が開いておられるお産の家で出産された方々の美しい写真が多数収められている。最近の産科医療の現実にも触れられており暗い思いもよぎるが、産科医療が崖っぷちにあるといわれながらも、そこに携わってくださっている方々には本当に頭が下がる。「いのちは授かるもの」、「人は必ず死ぬ」という大事なことが忘れられているのではないかという指摘に深くうなづく。オススメ。

★大野明子先生のサイト→　http://www.bh-asuka.jp/menu.html