週末メモ

29日(土) 郡山から鈍行列車乗り継ぎで上野まで約4時間。どこでも眠れるずぶとい神経のせいか思ったよりも疲れず、上野に降り立ったのだが、公園口は改札口規制するほどの人ごみ、シマッタ!東京はお花見日和なのだった。上野公園でお花見なんて首都圏住まいの時も経験したことはなかったので、ものすごい人波にくらくらしながらも、国際子ども図書館にたどりつく。チェコの児童文学の歩みを展示した、「チェコへの扉」―子どもの本の世界―展が開催中なのです。チャペック、ラダをはじめとする絵本のほかにも、昔話の再話本なども展示され興味深いものだった。9月初めまで開催中。

その後、東京駅丸の内方面のおしゃれな変わりように、又もくらくらしながら丸善をうろうろし、夜は学生時代を寮で共に過ごした友人二人とフレンチごはん。まきおくんのアパートに一泊。

f:id:livro:20080329133201j:image 見物人のほうがたくさん写ってしまった。

30日(日) ゆっくり起きて、帰りのバス乗り場(鍛冶橋)に向かう。東京も肌寒く小雨模様、花冷えの一日。郡山までなんと2100円という格安バスをはじめて利用。トイレが付いていないのが難点だが、途中にトイレ休憩もあるので価格を考えれば良しか。首都高から隅田川の川べりの桜も眺めることができたが、お花見の皆さん寒そうでした。うちに戻ってみると、山へ入るあたりから雨は雪に…。今もしんしんと降っています。明日は浜松からひつじや一家が来るというのに!大丈夫なのか!?

道中、読み終えた一冊、その名にちなんで (新潮文庫)その名にちなんで (新潮文庫)

ゴーゴリーという名前を付けられたインド人青年とその家族の物語なのだが、特別な事件が起きるわけでもないのに最後まで引き寄せられるように読み進んだ。主人公の両親はインドからのアメリカへの移民。移民というわけではないが、転勤族の家族として異文化の中にも少々身を置いてきた我が身。故郷や家族との距離感などいろいろ考えさせられた。オススメです。