『考える人』のメルマガ300号、今回は来月が17回忌だという干刈あがたさんのことだった。もう、そんなになるのか。

干刈さんがいなくなったことは、その後の日本の文学に大きな欠落をもたらしたかもしれません。しかし、そう嘆くこともないだろう、と初めて思えるような気がしました。私たちが干刈さんの小説やエッセイを読み返すことによって、干刈さんの遺したものは、ますます光り輝いてゆくにちがいない、と思えたからです。私はこれからまた、干刈さんの小説を読み直すことにします。(考える人メールマガジンより引用)

『ゆっくり東京女子マラソン』、『しずかにわたすこがねのゆびわ』、『ウホッホ探検隊』、『黄色い髪』…。何冊か読んだはずだが、タイトルが思い出せない、あー。何冊かは文庫化されているし、河出書房新社から『干刈あがたの世界』が出ているらしい。私も読み直してみようと思います。