大尽の足跡探検隊 その2

先週に続き、村の再発見プロジェクト「大尽の足跡探検隊」に参加してきた。今日は17世紀後半、生糸と製鉄業で栄華を極めたという松本三九郎の屋敷跡(大尽屋敷跡)周辺の遺跡を訪ね歩いた。何しろ村民の多くが松本姓の当地、ルーツ探検というところ。

まず近江八景と呼ばれる庭園跡、京都からお嫁に来たという奥方を喜ばせるためだったのだろうか。こんな山の中にまあ!規模は小さいが残された水路や石灯籠をみても往時がしのばれる。木々の緑も美しく、季節の山野草もみられるスポット、紅葉の季節はみごとだそうだ。

次に屋敷跡横の急な坂道を登ってゆき磨崖仏へ。これもびっくり。高さ数メートルを超える巨石が4つ並び、その壁面に7体の仏が刻まれている。この巨石はもともとここにあったものか、持ってきたとしたら容易なことではあるまい。刻まれた仏像はどれも素朴で愛敬さえあり、どこかロマネスク教会の彫刻を思わせる。ほかにも村のあちこちで野仏や地蔵尊が見かけられるので、訪ね歩いてみるのも面白いかもしれない。

f:id:livro:20080830141356j:image  f:id:livro:20080830142210j:image不動明王

次に集会所近くの薬師寺、磯前神社へ。

f:id:livro:20080830143324j:image  f:id:livro:20080830145409j:image薬師寺石段下の大黒様、薬師寺の十王像 

f:id:livro:20080830153220j:image   f:id:livro:20080830154634j:image ←磯前神社境内の祠、参道からの風景