村の歴史講座

郷土文化保存伝習館(資料館のようなところ)で行われた、村の再発見プロジェクト「村の歴史講座」に参加した。山あいの小さな村もさかのぼること、約7000年前の縄文時代にはすでに豊かな自然のなかで人が暮らしていたらしい。村内で発掘された数多くの縄文土器や石器が保管されている。こんなに昔のものでも、シンプルだが縄目の文様が施されていることに驚き。

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前回、見学したお大尽屋敷の主は製鉄業や延鉄の流通で財をなしたとされるが、実際村内からは39カ所の製鉄遺跡が確認されており、村内の鉄生産を背景にしたことがうかがえる。『もののけ姫』に登場した「たたら」という製法が行われていたそうだ。県の文化財センターで行われた古代製鉄の復元作業の模様が紹介され、先人の知恵に驚かされた。驚いてばかり…。伝習館には木こりの道具も展示されている。ここは林業で栄えた、木こりの村でもあったのだ。

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