■ムラは問う
ムラは問う―激動するアジアの食と農 中国新聞「ムラは問う」取材班
ムラは問う―激動するアジアの食と農今朝の「ラジオあさいちばん」で経済評論家の内橋克人さんが紹介された一冊。放送後、問い合わせが出版元に殺到、在庫僅少らしい。

限界集落」という言葉がマスコミを賑わせていま。高齢化や世帯減少で社会的な共同生活が困難になっているような集落を指します。その限界集落の多いことで知られる中国地方をカバーする中国新聞の取材班は、限界集落の実情とムラ崩壊を食い止めようと、さまざまな手立てを講じているムラの人びとを取材して「希望の灯」を見つけだしていきます。本書は、半年間をかけ、「新聞」のもつ機能を最大限に使い、ムラと「農」を再建させる人々を描く出色のルポルタージュ農文協サイトより)

限界集落という言葉は、他人ごとではありません。日本の中山間地域の問題が、広くアジア全体の農と関わっている点も指摘されました。たとえば、日本はタイからキャッサバ(でんぷんの一種)を輸入してうどんのもっちり感をだしたり、焼肉のタレ、パンに使っている。タイではキャッサバ栽培のために森林を伐採し、その結果、地下水に塩分が混じる旱魃や洪水などの被害がでているそうです。今、中国製ギョウザをきっかけに食の問題が問われていますが、何ごとも忘れやすい私たち。この関心が一過性のものに終わらないように願います。
出版元:農文協(農村漁村文化協会)→ 
http://shop.ruralnet.or.jp/search_result.php?mode=detail&id=011708&b_no=01_4540072552
■寒さが少しゆるむ
陽ざしに暖かさが感じられる、うれしい。ネコもゆるんでおりますね(おもち)。
 
■『手作りの洋菓子・和菓子』ほか食の本、入荷しました→ Livro Katsurao