麦の脱穀

朝から晴れ、日差しは強いが気温は20℃、下界の皆さんには申し訳ないが心地よい。下のNさんのところで脱穀機をお借りできるというので軽トラックに麦の束を積みこみ、さあ、出発。足踏み式脱穀機、聞いたことはあるが実際の脱穀作業は初めてだ。ペダルをバタバタ踏み、回転ドラム面に麦の束を押しつけると殻がぱらぱら落ちていく仕組み。次に下に落ちた麦の穂を集めて、唐箕(とうみ:中央写真の草色の機械)にかけ、もみ殻と実に選別する。唐箕のハンドルを回すと風が起こって、もみ殻だけが吹き飛ばされてゆく。旧約聖書詩篇1では、神に逆らう者を「風に吹き飛ばされるもみ殻」と表現しているが、こんな感じなのか。ふーっと飛んでいきます。

たいした量ではなかったので1時間ほどで終わった。バケツにほぼ一杯の麦がとれたが、10kgあるかどうか。これをどうやって粉にするか、また「あーでもない、こーでもない」と考える楽しみが増えました。麦わらやもみ殻はこれからニワトリ小屋や畑で使うので、大事に持ち帰る。

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