午後、双葉町のステーションプラザで開催された映画「ふるさとをください」上映会へ出かけた。障がいのある人たちの地域で生活したい、自立した生活をおくりたいという願いを実現するため、各地に小規模の作業所が設立されている。そのなかの一つ、町民の反対運動、精神障がい者への偏見に直面する和歌山県の「麦の郷」という作業所を舞台に、通所者やサポートするスタッフの姿、地域の人たちの声を描いた作品だ。反対派住民のリーダーを父親にもつヒロインと作業所のスタッフとのロマンスがメインでストーリーはわかりやすいのだが、反対してきた人たちがあんなに簡単に意見を変えてくれるものだろうか?といささか早急な展開ではあったか。精神障がいについて知らないということが、どれだけの偏見を生み出すことか。もっともっと社会への受け皿が広がるように、理解が深まるようにと願ったことだった。知り合いのKちゃんや作業所に通い始めたHくん、どうしてるかなあ。
★各地の上映会情報→ http://www.kyosaren.or.jp/furusato/basyo.htm
ちょうど双葉の駅前商店街では「だるま市」が開かれていた。屋台が立ち並んでなつかしい雰囲気。綱引きの真ん中に大きなだるまを置いて引きあい、今年の運勢を占うのには驚いた。だるまさんの表情が面白い。