そして、オスカー・ナイト

夕方4時ごろ、アパートの道路に面した部屋の電気が突然消えてしまった。ブレーカーは大丈夫だし、寝室や洗面所はついているのだが、テレビが写らない、パソコンもダメ…、どういうわけかこの地域の道路側だけが停電という変てこな停電らしかった。夜までに復旧するのかどうか心配したが、何とか回復しほっとした次第。
司会のヒュー・ジャックマンが踊るかどうか話題になっていたが、歌も踊りも軽快にこなして、ブロードウェイで活躍していたというのもうなづける。全体に節約志向なのかこ舞台もこじんまりとした印象だったが、舞台と客席の程よい距離感が好ましい。
大方の予想通り『スラムドッグ』が数多く受賞したが、そのたびに主演の少年が驚きと嬉しさを隠しきれない表情を見せ、実にほほえましかった。
スピーチでは『ミルク』で脚本賞を受賞した青年(名前が不明)、同作品で主演男優賞を受賞したショーン・ペン、助演女優賞のペネロペ・クルス、主演女優賞のケイト・ウィンスレットのスピーチが印象に残った。助演男優賞ヒース・レジャーはご家族が代わりに受賞。日本の『つみきの家』、『おくりびと』二作品受賞も喜ばしい。少々残念だったのは監督のスピーチ、某ニュースサイトに「流ちょうな英語」と書かれていたのには驚いた。作品で勝負とはいっても、世界にアピールできるチャンスだったのに惜しいなあ。