種まきびとのものつくり

11月半ばだったか、たまたま教育テレビをつけたら布作家の早川ユミさんが出演してらした。高知の山の上の住まい、ちくちくともんぺやひざかけを縫い、畑仕事に精出すユミさん。前に読んだエッセイ『種まきノート』、そのままの生活だ。やっぱり空が広いなあ。

新しく出た『種まきびとのものつくり』では、小さな自給自足で暮しを紡ぐ彼女の生活ぶりが手書き文字とイラスト、写真で紹介されています。70年代に読んだアリシア・ベイ=ローレルの『地球の上に生きる』のようなつくりが懐かしい。「土さえあれば、生きてゆける」というユミさんの暮しには遠く及ばないけれど、これからも精一杯自分の手を使って暮したいものだと思いました。

種まきびとのものつくり

種まきびとのものつくり