計画的避難区域

葛尾村は3月15日に屋内退避区域とされるより前の13日に役場主導により村民のほぼ半数以上が会津坂下に避難していたが、今日11日には全村が「計画的避難区域」に指定される旨、政府から発表された。
官邸発表http://www.kantei.go.jp/saigai/20110411keikakuhinan.htm によれば、この地域は事故発生から1年の期間内に積算線量が放射線防護の基準値(年間20ミリシーベルト)に達するおそれがあるという。これくらいの年になれば少々放射能を浴びてでも、ここでしぶとく生きてやろうじゃないのと思ったこともあったが、こひつじたちや花子さんたちがここにきて思い切り遊べなくなるなんて辛過ぎる、ダメだ!311以降、春を迎え山の緑が生き生きとしてきた風景も、ふとそのことを考えると灰色に変わってしまう。
「別の場所に計画的に避難してもらうことが求められます」って、生活を根こそぎ持っていかれる私たちの暮しの補償も、避難先の確保も、元の生活に戻れるであろう時期の提示もなく「計画的」にですか?相応の計画を立てるべきは政府の方じゃないですか?