宅地放射線量調査結果通知

村から我が家の宅地放射線量調査結果通知が届きました。村内何ヵ所かの測定値は定期的に村のHPに掲載されていましたのである程度覚悟はしていましたが、換算してみると家の周囲5か所で地上1メートル高さの空間線量値は年間8.76〜13.14ミリシーベルト。地表面は低い所で6.25マイクロシーベルト/h、高いところは8.3マイクロシーベルト/hでした。もう戻って住むことはできません。
家のすぐ裏手は雑木林に囲まれ、家の前面は果樹少々と畑です。落ち葉と腐葉土がふかふかしていた雑木林、6月の時点でイノシシに荒らされ掘り起こされていた畑。表面から5センチの土をはぎ取るという除染の方針を出してきた政府は、あぶくまがどういう土地なのかご存知ないようです。無理!
我が家だけではありません、あぶくまの豊かな自然が汚染されてしまったことに改めて怒りを感じますし、中通り郡山市福島市では我が家と同じくらい汚染されている地区もあるというのに、国、県、市が住民に対して適切な避難や指示を出していないことにも憤りを感じています。私が郡山に避難しているときも、中学生たちは放課後の部活で国道近くを走り込んでいましたし、子どもたちが線量計を胸に下げて登校するなんて、どう考えてもおかしいです。住民の命を守ることが優先されない状況で、どうやって立ち上がれというのでしょうか。復興を支えるのは住民でしょうに、かけ声ばかりが空しく響きます。