すぎのこ村に行ってきました

夏の福島保養キャンプ以来、久しぶりにすぎのこ村に行ってきました。今回の冬の国際ワークキャンプにはロシアから二人、ベトナムから二人、デンマークから一人、大阪から一人、計6人の若者が参加。今日は最終日なので各国のお国料理をそれぞれに作ってもらい、皆でイタダキマース。
ロシアはボルシチ風スープとツナサラダ。サワークリームの代わりにマヨネーズを大匙一杯くらい入れるといいよ、だって。それに各種キノコの瓶詰とウォッカベトナムは揚げ春巻き、ライスペーパーで包んで揚げます。これが一番人気でお皿はすぐに空っぽに。そしてデンマークのエミール君が作ったのはデンマーク風オムレツ、ちゃんと持参の料理本を広げて挑戦していましたが、初めてのお料理らしくお焦入りスクランブルエッグ・ジャガイモ入りでした。ホストファミリーの伊藤さんがひじきや鶏肉が入った玄米炊き込みごはん。私は黒豆入り抹茶マフィンとレーズン入り人参マフィンを差し入れ(黒豆はおせちの使いまわしではありません)。ごちそうさまでした。

昔、ベトナム戦争の映像に衝撃を受けた伊藤さんが初めて行った外国はべトナム、その後アフガニスタンなどアジアの各地で仕事をした後、故郷に戻って国際ワークキャンプを始めました。将来、万が一、どこかで戦争が起こってもキャンプに参加して友人になった若者たち同士、大切な友人がいる国との戦争は望まないはずだし、戦争を食い止めようと周りの人たちに働きかけるだろうと。すぎのこ村は空き家だらけの過疎の集落にある小学校の廃校を利用しています。薪割りをしたり井戸で水を汲んだり、東京のような大都会では決して経験できないワーク・キャンプを選んで来日した彼ら。いろんな国の英語と笑顔が飛び交う様子を見ていると、まだまだ希望が持てるような気がします。