YCAMで北欧映画

山口市は県庁所在地なのに映画館がありません。「西京シネクラブ」という市民団体が月一で単館系の映画を上映しています(ハンナ・アレントはここで見ました)。そのほかには山口市山口情報芸術センターYCAM)シネマが面白い映画を上映しています。今日はここでフィンランドスウェーデン、北欧映画を2本見てきました。単館系の例にもれず観客はいても10人程度、これでも多いほうかな。
★「365日のシンプルライフ
失恋をきっけに自分の生活を見直すことにしたペトリ。彼が自分に定めたルールは1、自分のモノをすべて倉庫にしまう。2、一日一個だけ倉庫から持ってくる。3、1年間続ける。4、1年間、何も買わない。素っ裸のペトリが冬の夜にコートを取りに裸足で倉庫まで走るところから始まる一年間の記録。うちの場合は避難移住して生活をリセットせざるをえなくなったわけだが、ああ、またいろいろなモノに取り囲まれてきているなあと反省。
余談ですがフィンランドでは赤ちゃんが生まれると、出産時に必要なものが入った箱を政府が支給するという制度を聞いたことがありますが、この映画にも出てきました。必要最小限のモノがあれば十分だと皆が納得しているんでしょうね。

★「シンプル・シモン」