『親なき家の片づけ日記 信州坂北にて』

みずのわ出版から新刊『親なき家の片づけ日記 信州坂北にて』の案内あり。https://www.facebook.com/Mizunowashuppan/posts/707065122733839
FBつながりのAさんが亡くなられたご両親の家の片付け模様を心を込めて描いておられたのが印象に残っているので、この本も手に取ってみたい。
だが我が家の現実ははるか遠いところにある。うちは幸い両親ともに健在。水産技師だった父が昨年ようやく現役を引退し、採苗場の片づけをしたころはまだ不要なものは何とか役に立てるところへ使ってもらいたいという気持ちが父にはあった。ま、ほとんどはうちにが引き取って畑や野良仕事あれこれに転用しているが、だんだんと億劫になってきたようでベッド下に不要としか思えないものがあふれてきた。それをどうにかしたいと愚痴る母も捨てられない人で、先日亡くなった叔父のところの娘(母からすれば姪ですね)のお見合い写真を捨てずにとっている(ちなみに娘さんはその後、めでたく結婚、いまや大学生の息子有)。もう捨ててもいいんじやないのとアドバイスしても「どうしたらいいかお寺さんに聞いてみる」と訳の分からないお返事である。
私がUターン避難して帰ったときには布団、食器などいろいろまわしてもらって助かったが、それでも2LDKのアパート住まいはモノであふれかえっている。時折、片づけなければと決心するらしいが、その理由というのが夫婦どちらかが亡くなったら49日までは仏壇前に祭壇をこしらえなければならんからね・・・(そこですか)。確かに80歳を過ぎて片づけようという体力も気力もなくなってきているのだが、最後はあとは残った人に何とかしてもらおういねという決まり文句でチャンチャン。これからどうなるんでしょうか、頭が痛いことです。