冷え込んだ朝、−5℃。
 夜、富岡町小室等さんのトークライブがあるというので出かけました。1943年生まれ、いい感じのおじいさんになられ(失礼かな…)、歌声はますます柔らかく、そしてやさしくなった感じ。新しいアルバムに入っているスタンダード・ナンバー中心でしたが、『死んだ男の残したものは』も歌われました。この曲を聞くと涙が出て困ります。 200人収容の小さなホールの最前列で聞くことが出来、幸せなひとときでした。
 帰宅後、wowwow で『クラッシュ』を観ました。前半、ヒリヒリした緊張感が強く、見ていてしんどかったのですが、素晴らしい群像ドラマ。『マグノリア』を思い出します。明日のオスカーを楽しみに、深夜就寝。
今日の走行距離は100キロを越えたでしょう。(葛尾→大野→葛尾→富岡→葛尾)

『死んだ男の残したものは』谷川俊太郎作詞、武満徹作曲
 1.死んだ男の残したものは ひとりの妻とひとりの子ども 他には何も残さなかった 墓石ひとつ残さなかった
 2.死んだ女の残したものは しおれた花とひとりの子ども 他には何も残さなかった 着もの一枚残さなかった
 3.死んだ子どもの残したものは ねじれた脚と乾いた涙  他には何も残さなかった 思い出ひとつ残さなかった
 4.死んだ兵士の残したものは こわれた銃とゆがんだ地球 他には何も残せなかった 平和ひとつ残せなかった
 5.死んだかれらの残したものは 生きてるわたし生きてるあなた 他には誰も残っていない 他には誰も残っていない
 6.死んだ歴史の残したものは 輝く今日とまた来るあした 他には何も残っていない 他には何も残っていない

No Good without You (ORCD9004)

No Good without You (ORCD9004)