スタッズ・ターケル

10月末に96歳で亡くなったスタッズ・ターケル。オーラル・ヒストリー(口述の歴史と訳すのか)によって人々の声をすくいとったノンフィクション作品の数々。911以降、アメリカは変わってしまったのではないかと惧れたこともあったが、希望―行動する人々 (文春文庫)を読み、アメリカもまだ捨てたものじゃないなと感じた。「希望」を書いたのが90歳頃だという。何というエネルギー。

Take it easy, but take it.  これはシカゴのラジオ局WFMTの彼の番組で毎回最後に流れたことばだそうだ。肩の力を抜いて、でもやることはちゃんとおやりなさい、ぶつかっていきなさいという感じかな。

よい戦争

よい戦争

希望―行動する人々 (文春文庫)

希望―行動する人々 (文春文庫)

死について!―あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

死について!―あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。