トムラウシ山の遭難

いたましい遭難事故になってしまった。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
報道からは北海道の夏山の特異性、ガイドの判断ミス、装備の不備、無理な日程など様々な要因が伝えられてきているが、何が起こったというのだろう?登山ツァーということは、ガイドはいてもリーダーが不在だったのかもしれない。下山時に一行がばらばらになってしまったというのが、どうにも理解できないのだ。
"登山一行ちりぢり ガイド、8人を見失う 大雪山系遭難"(asahi.com) http://www.asahi.com/national/update/0718/TKY200907170469.html
今のへなちょこな私しかご存知ない方には信じられないでしょうが、○十年も前の学生時代の夏休みに大雪山系の旭岳からトムラウシ山へ縦走したことがあった(*)。遠い昔のことで日程などは不確かなのだが、深い山で稜線をずいぶん歩いた記憶がある。
*:某大学ワンダーフォーゲル部のしごき事件などが起った時代だったが、私が所属していた部は体育会系とはいえ、雰囲気はほど遠いクラブ部だった(正式な)。今よりはましとはいっても体力的には毎回くっついていくのがやっとでしたが…、それでも自然の厳しさ、大きさ、美しさなどに気づかされた得がたい経験でした。