ダールだよ、確か。

月曜日のこと、久しぶりに郡山の本屋さんで涼んでいたら、親子連れがヤケに多い。ここら辺りの夏休みは24日までなので、夏休み最終日だったらしい。
検索端末で本探しをしようとしたところ、端末の前で小学生の親子連れが探し物。見るともなく見えた画面に並ぶのは「プリキュア」の文字。ここは店が大きいわりに端末が少ないのだ、お願いだ、そんなのは若い君たちが自分の足で棚まで行って探してくれたまえっ!と言い放ちたくなったところへ、下の子(小学校低学年)がお父さんに「ダールだよ、確か。ロアルド・ダールだよ!」えーっ(耳を疑いましたが)、それなら許す。ダールなら存分に探してくれたまえ。
ところが、この発言直後におばあちゃんとおぼしき人物が現れ「あんたは感想文を今日書かんと間に合わん、はよう!」と声をかけ、この男の子のダール探しは中断させられてしまった。読書感想文ごときにめげないでね…と、おばちゃんは秘かにエールを送ったのだった。