ばあこ訪問

飯舘村の特養は計画的避難区域内にあるが特例として存続することになった。私たちはもう前のようにばあこを訪問することは難しくなったので、浜松から合流したひつじやと一緒にホームへ出かけてきた。ばあこが起きている時に訪問というタイミングがなかなか難しいこの頃だが、今日はずっとお目覚め。目の動きも、足の動きも活発で、声も良く出ていたので嬉しかった。今度はいつ来れるだろうか…。

村へ向かう12号線は県北の内陸と海側をつなぐ幹線道路だが、車の数は少ない。道路沿いの田畑はかなり雑草が伸びており、これまでの農家の方々の丹精込めた農地の様子を知るだけに悲しい風景が続く。コーヒーとケーキが美味しかった「椏久里あぐり)」も休業(福島で再会するらしい)。

福島にあるカフェ「風と木」(ふうとぼくと読みます)でお昼ご飯。原発の影響で安全な食材の確保が難しくなり営業は週末のみ、メニューも「おまかせ玄気膳」のみとなっていた。実だくさんの味噌汁に玄米ご飯、海と山の保存食材を使った小さなおかず幾つかの簡素なメニューだけどここのごはんは大好き。また福島に帰ってくるまで待っていて下さい。

向こうのテーブルには線量計を二つ並べて何やら話しているお客さんお二人。線量計が日常的に並ぶなんて、何という世の中よ…。

★風と木 http://www008.upp.so-net.ne.jp/fuutoboku/